暖かくなってまいりました。しかし、先週よりは寒いでしょうか?
ヒノキ花粉が飛び回っております。花粉症で苦しんでおられる方はご相談ください。
さて、数か月前の話ですが、70歳代の患者さんに「両腕を上げてみてください」と言ったところ、右腕が十分に上がらず、「昔四十肩になった時に腕を動かさなかったら、痛みが取れてからも腕が上がらなくなった」と言われていました。
四十肩の状態で、痛みがある程度治まってきたときには、肩の運動やストレッチをして、可動域を広げることが大切です。「そんなことを言われても、痛いのですよ」と訴える方もおられます。しかし、少々の痛みは我慢して、動かさないことには、その後ずっと腕が上がらない状態が続くこともあり得ます。
難しいのは、何もしなくても勝手に直って十分腕が上がるようになる方もおられることです。そういう方のお話を聞いて「私もそのうち勝手に直るだろう」と高を括っていたら、腕が上がらないままになってしまった、ということもあるのです。
少々痛くても運動をしなくてはいけません。では、どれほどの痛みに耐えるのか?と言いますと、ある本には「翌日に痛みが残らないくらい」と書いてありました。ということは、当日は結構いじめて痛みつけても、翌日残らないくらいなら良いことになりますね。しかし無理は禁物です。「運動すれば痛いが、止めればしばらくすると治まる」程度にしておいた方が無難です。
その後一生腕が上がらなくなっては困ります。頑張って運動しましょう!
しかし、その前にキッチリ四十肩・五十肩であることの診断をつけなくてはいけません。まずはご相談ください。