今年の夏は変な夏でした。梅雨が長く、終わってからも雨が多くて、降らない時は猛暑・・・・それでなくてもコロナで気分が落ち込むのに、この夏の異常気象が余計に気分が滅入る原因になっています。
昨日、ある講演会があり、たぶん今年初めて梅田に行きました。週末の梅田でしたが、ヒトでにぎわっているという感じはなく、皆さん自粛しているのだな…と思いました。ところが講演会が終わり、帰宅する前に少し買い物しようと、スーパーのある地下に入った時に、衝撃的な光景が目に飛び込んできました。なんと同じフロアの一部の飲食店が数軒開いており、堂々とお酒が提供されていたのです。午後8時を回った梅田のど真ん中での話です。
驚きました。「これでは新型コロナウイルス感染症が収束しないはずだ・・・」と思わざるを得ませんでした。
実は高槻でも違反している店が結構あることは知っていました。特に緊急事態宣言の延長が発表された先々週から非常に多くなっているように見えます。そのような店の前を通ることがあるのですが、もちろん中を覗き込むようなことをせず、どちらかと言えば避けて通っていました。
ところが昨日は、買い物帰りに通路との仕切りのない丸見えの店の横を通らざるを得ませんでした。大阪の中心地で、屋台村のような丸見えのいくつかの店で、客が皆お酒を飲んでいる光景を見せられますと、虚脱感に襲われ、本当に情けない気持ちになりました。
10月から、コロナワクチンを二回接種した方や72時間以内にPCR検査を受け陰性だった方は、行動制限が緩和されるかもしれません。
それは良いと思います。「ゼロコロナ」が理想ですが、現時点では早期の完全終息など全く見込めませんので、「ウイズコロナ」の中でどうやって経済を回していくかを考えれば、何らかの形で第一歩を踏み出さなければいけません。
しかし、今は皆が一人一人努力してコロナを抑えこもうとしている時期です。政府や自治体の方針がすべて正しいとは言いませんが、他に妙案もない中では従うべきです。特に、閉店の危機にさらされながら自治体の要請を守っている多くのお店がある中でのこの違反には強い憤りを感じます。
どうか皆さま、9月中はこのような店に足を運ばないように、切にお願いいたします。いや、10月以降もこのような店には立ち寄らない方が良いと思います。どの店にもそれぞれいろいろな事情があることは、もちろん理解できますが、このような店がお客さんのことを第一に考えて仕事をしているようには、どうしでも見えないのです。私はそう思うのですが、皆さまはいかがでしょうか?