今週になれば暑さが落ち着くとした、先週の気象庁の週間天気予報が完全に外れ、まだまだ猛暑が続いています。
さて、WHOとユニセフは、新型コロナウイルス対策で、5歳以下の子どもについて、原則マスクを着けるべきではない、という指針を出しました。
しかしこれは、「まさにそのとおり」というより、当たり前のことを言ったにすぎないでしょう。
私はもう少し踏み込んで、小学校低学年の児童までは、(場所によっては)マスクを着けなくて良いと考えます。
私は朝通勤で駅に向かう途中、集団登校する小学生たちとすれ違います。学校で指導されているらしく、小さい子どもさんたちも全員マスクを着けています。
朝の集団登校は着用すべきでしょう。しかし、午後からの下校の際、一人で帰っていたとしたら、低学年の児童は、マスクをしていて息苦しさや不快感を感じた場合、どうすれば良いでしょうか?小学校低学年では、それを訴えたり、とっさにマスクを外して日陰で休むなり、という判断ができるでしょうか?
そう考えますと、朝の集団登校と教室内でのマスク着用は指導するにしても、下校の際には外すことを小学校は指導した方が良いと思います。
「苦しくなったら外しなさい」というような中途半端な指導ではダメです。徐々に苦しくなってきた場合、どのタイミングで外せば良いかわからないお子さんが必ずいます。
今年の8月は、熱中症患者の発生数も死亡者数も飛びぬけて多いです。雨続きだった7月から8月に入り一気に猛暑になったこともあるとは思いますが、炎天下でのマスク着用も原因の一つです。
新型コロナ対策も含めて、小学校では、児童に対して細やかな指導が必要だと思います。