痛風のお話~ビールは大敵?~その4

10月に入っても暑いですね。しかし、週間天気予報では、徐々に気温が下がり、今後秋らしくなっていきそうです。

さて、コロナワクチン接種の忙しさなどもあり、「痛風のお話~その4」が遅くなってしまいました。申し訳ございません。

~その3」で書きましたとおり、ビールのプリン体は他のお酒に比べれば格段に高いです。しかし、それは「お酒で比較すれば」のお話で、食品のプリン体の量に比べれば、それほど大したことはありません。

350mlの缶ビールに含まれているプリン体はだいたい20mgくらいです。しかしたとえば、健康に良いと言われる・・・いえ、実際に健康に良いのですが・・・納豆は、1パック50gの中に50mg以上のプリン体が含まれています。しかし、高尿酸血症の方に「納豆を食べてはいけない」とは言いません。一日1パックなら全く問題ないですが、実際には缶ビール二本分以上のプリン体が含まれていることになります。アジの干物を食べれば、一匹70gくらいですが、この中にプリン体は170mgくらい・・・・つまり缶ビール8本分くらいです。アジの干物を10分で食べられても、ビールを一度にこんなには飲めませんよね。

つまり、ビールだけ目の敵にするのはおかしいのです。

要はお酒がダメなのです。アルコールが尿酸の生成を促進し、さらに尿からの排泄を抑えてしまうので、身体に尿酸が溜まってしまうのです。したがって、痛風を恐れて、ビールを止めて焼酎を飲んだとしても、それにより、かえってアルコール量の摂取が増えれば、身体の中の尿酸が増えて、全く逆効果になります。

お酒の好きな方は、ビールを飲む飲まないにかかわらず、血液検査では、肝臓の機能の数値だけでなく、尿酸値も気にするようにしてください。腎臓を守るためにも大切です。

ただし、「プリン体ゼロの発泡酒は尿酸値に影響を及ぼさない」というデータがあるそうです。「ホンマかいな」と思いましたが、先日読んでいた医学雑誌で日本痛風・尿酸核酸学会の偉い方がそうおっしゃっていました。したがって「ビールよりマシ」とは言えそうです。ビールが大好きで尿酸値が高めの方は、プリン体フリーの発泡酒への切り替えも考慮ですね。

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