暖かくなってきましたね。お出掛けするのに良い季節になりましたが、コロナが心配なので、人混みは避けた方が良さそうです。
これからの季節、お出かけしますと汗をかきます。汗は全身にかきますが、手のひらやわきの下など、特定の部位だけ汗が増える場合を「局所多汗症」と言います。
特にわきの下の汗は、衣服に移りやすく黄ばみになり、嫌な臭いを発することがあるため、ことさら気になります。
わきの下に原因不明の過剰な発汗が6か月以上続く方は、「原発性腋窩多汗症」という病気の可能性が高いです。
治療は、以前は手術するしか方法がなかったのですが、最近ではわきの下に注射する方法と塗り薬を塗る方法が健康保険の適用になりました。
注射は、わきの下のそれぞれに15-20個所行うため、かなり痛みを伴います。しかもその効果は4-9ヶ月しかなく、4か月以上の間隔で繰り返し行う必要があります。
その意味では、塗り薬は痛みがなく簡便です。
今後夏に向けて、汗をかきやすくなり、また服も薄着になり、わきの下の汗が気になる方が増えるのではないでしょうか?
よろしければ、一度ご相談ください。