新型コロナ対策のためのマスク着用に対する提言~その5~

新型コロナウイルスに感染してから症状が出るまで、つまり潜伏期間は平均5-6日と言われていますが、2週間近く経ってから症状が出てくる人も多いようです。だからこそ、感染が疑われれば2週間の隔離が必要になる訳ですが、これは、インフルエンザの1-3日に比べますと遥かに長いです。さらに、コロナに感染しても半数くらいの方は無症状か症状が軽いと言われています。

このため、自分は元気でコロナなんかにかかっていない!と思っていても、実は既にコロナに感染していて、症状が出ないか自覚していないか、もしくはこれから症状の出る可能性が、誰にだってあるのです。感染していても気づかない人がマスクを装着せずに出歩きますと、世間にコロナウイルスをばら撒くことになります。

新型コロナウイルスが世界で蔓延するまで、マスク装着によるウイルス感染抑止効果は、欧米諸国を中心に、さらには日本の感染症の専門家でさえも疑問視する人が多く居ました。私も疑問視しておりました。普通のマスクでは、ウイルスは通過してしまう上に、完全密着が困難です。つまり、~その3~で書きましたとおり、予防効果は限定的だからです。

しかし、これも~その3~で書きましたとおり、その新型コロナウイルスの場合は、周囲にばら撒かないことが最も大切なので、マスクは付けなければいけません。「咳エチケット」という言葉は、すでに浸透しておりますが、新型コロナウイルス感染抑止のためには、咳をしなくてもエチケットとしてマスクをするべきなのです。

私は電車通勤をしておりますが、電車に乗りますと、席に座っている部活帰りの高校生がマスクもせずにスマホを黙々といじっている光景にたまに出くわします。黙ってスマホを操作しているだけでは、他人にウイルスを感染させる心配はほとんどないでしょう。しかし、この高校生の鼻がむず痒くなって突然くしゃみをしたとしたらどうしますか?無防備のまま大きなくしゃみをすれば、飛沫は向かいの席や周囲に確実に飛んで来ます。

学校でマスク着用の意味をキッチリ説明しているでしょうか?学生といえども社会の一員であることをしっかり自覚してもらう必要があります。

月並みな表現ですが、油断は禁物です。社会生活を行っていく限り、誰でも新型コロナウイルスに感染する可能性があります。いえ、家に閉じこもっていたとしても、外部からの人や物によって感染する可能性はあるのです。

ヨーロッパでは、現在再び大流行しており、私たちも第三波、第四波を警戒する必要があります。「ウィズコロナ」の中で、いかに私たちは感染をすり抜けて社会活動を行っていくか?真剣に考えなければいけません。

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