痛風のお話~ビールは大敵?~その1

先日、たまたま家に届いた一般の方向けの健康雑誌を読んでいましたら、「痛風・高尿酸血症」の話が載っていました。ところが、その中で「お酒の好きな方は、ビールは控えましょう。」と書いてあり、「いまだにこんなことを書いているのか・・・」と少し驚きました。

テレビでは、プリン体フリーの発泡酒の宣伝をしていたりします。また、焼酎はプリン体含有量がほぼゼロですから、高尿酸血症を気にされる方に対してビールを止めて焼酎を勧める本も以前に読んだことがあります。

このプリン体とは、お菓子のプリンとは何の関係もなく、DNAやRNAの基となる核酸の主成分で、私たちにとって必要不可欠な物質であり、体内でも作られています。このプリン体が身体で使用された後、尿酸に変わり、尿や便から排出されるのです。

そして、尿酸の生産が過剰になったり、尿や便からの排出が滞ったりしますと、身体に尿酸が蓄積します。この蓄積された尿酸の量が多いと尿酸が結晶化します。

結晶化した尿酸が足の親指の付け根の関節などに蓄積しますと赤く腫れて痛風発作を起こします。「風が吹いても痛い」と言われるように激しい痛みを起こすことも多いです。

また、この結晶が腎臓に溜まりますと腎臓の働きが悪くなったり、腎臓結石を作ったりします。この結石が尿管に落ちますと、これまた激しい痛みを伴ったり、血尿が出たりします。

ことほど左様に高尿酸血症は恐ろしいのです。したがって、プリン体の多いビールは止めて、プリン体フリーの発泡酒や焼酎がおすすめです!・・・・って、実はそうはならないのです。

~その2に続きます。

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